競馬物語

ニューヒーロー誕生!!!!とうとうGIへ!!!

クラレント 牡4歳
栗東(関西)
通算成績：14戦5勝 [5-0-1-8]
獲得賞金：19,646.3万円
血統：ダンスインザダーク×エリモピクシー

「GIでもやれるだけの器」

先日開催されたエプソムC見事勝利したのは4番人気クラレント。
レース前このサイトで推奨されていましたね。
上記のコメントはレース後に今回騎乗した岩田騎手が出したものです。

Q.4歳にもなるクラレントへこのタイミングで改めて言う理由は?
A.今までクラレントは賞金不足によりGIレースへ出走出来なかった為。

これまで幾度となくGIレースへの挑戦を阻まれ、格下で燻ってきたクラレントですから今回の勝利は格別でしょうね。

一方で、今月初めに開催された安田記念(GI)を除外されて出走の運びとなった今回。数々の実力馬達がロードカナロアの圧倒的な力の前で為す術もなく沈んだ事を見ると、逆に除外されて良かった気がします。

かくして国内トップクラスのレースへの出走権を得たクラレント。果たして真のサラブレッド達の前でこの馬がどれだけの走りを見せるのか。楽しみですね。

エプソムC 2013年のレース結果

レース序盤から先頭で引っ張り最後まで力尽きる事無く勝利をもぎ取った4番人気クラレント。タイムは1:45.7。

岩田騎手の当初の予定では抑え目にいくつもりだったようですが、クラレントの意思を汲み取り見事勝ち切りましたね。



2着3番人気ジャスタウェイは直線中盤からぐんぐん伸び一時先頭を脅かしましたが写真判定の末惜しくも敗れました。タイムは1:45.7。

ゴール前では息を呑む展開となり、さすが何が起こるかわからないハンデ戦の熱さを感じましたね。スタートで出遅れてしまった事が敗因として挙げられているようです。ジャスタウェイの今後の課題はゲートになりそうですね。

当ブログで注目した青大将アドマイヤタイシは残念ながら見せ場一切なしでした。私もアドマイヤタイシファン同様彼の伝説「永遠のセカンド」にまた1ページ綴られる事を期待していただけに非常に残念です。また挑戦してもらいたいです。

クラレントのこれから

「勝った瞬間に天皇賞・秋(10月27日・東京、芝2000m)が頭に浮かんだが、馬の様子を見ながら決めたい」

「距離をこなしてくれたことで今後の選択肢は広がったし、大威張りでGIに行ける」

クラレントが所属する橋口厩舎・橋口調教師のレース後のコメントです。

万全の状態に仕上げるもGIレースには出す事が出来なかったもどかしさからの解放は馬主共々喜ばしいレースとなったことでしょう。

橋口厩舎は先日のローズキングダム引退を経てから厩舎の看板を背負うようなサラブレッドがいませんでした。その為今回勝利したクラレントが次走を予定される天皇賞(秋)で橋口の看板を背負う事になりそうです。

果たしてニューヒーローとなることができるでしょうか。真偽は秋までおあずけのようです。待ちきれませんね。



ちなみに今回のエプソムCオッズでは単勝6.8倍の馬券となったクラレントをレース前に推奨していたサイトを見つけました。



安定した的中率に定評のあるタクティクスという競馬予想サイトです。
今回前情報ではサトノアポロ優勢の情報が目立ちましたが、なかなかブレない情報を提供しているようですね。私はブレブレでしたがｗ

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天国のジョワドヴィーヴルからの祝福!?

「ジョワドヴィーヴルの分まで頑張ってほしい…」

2013年のマーメイドSを制したマルセリーナに騎乗した川田騎手のコメントです。

先日予後不良となったジョワドヴィーヴルとのコンビに定評があった川田騎手。同厩舎であったマルセリーナに懸ける思いは強かったと思われます。

その意味でも今回のマーメイドSはジョワドヴィーヴルの無念を果たす素晴らしい結果となりましたね。 天国からの祝福を受けた形となり、川田騎手としても思い出深いレースとなった事でしょう。

桜の女王としての意地魅せたマルセリーナ

マルセリーナ 牝5歳
栗東(関西)
通算成績：17戦3勝 [3-1-2-11]
獲得賞金：22,858.8万円
血統：ディープインパクト×マルバイユ

出走するメンバーのなかで唯一のGI馬だったマルセリーナ。

牝馬三冠である桜花賞を勝利した事でデビュー序盤は注目を集めていましたが、最近はめっきり活躍する ことが出来ませんでした。その中で今回実力をみせましたね。「もう終わった馬」と後ろ指をさすにはまだまだ早そうです。


勝利からだいぶ離れた場所でずっと傍観者のように存在感を潜めていたマルセリーナでしたが、やはり格下相手の勝負にはプライドをしっかり守りましたね。ファンとして今回の復活劇は感動的なものとなりました。

内枠優勢の傾向があるマーメイドSでこの馬が先頭に立つ姿さえ正直想像できていませんでした、更にメンバートップのハンデ(負担重量)でしたもんね。今回の予想は難しかったと思います。

ネット競馬の掲示板でも、「オワコンの馬じゃなった。」・「もう勝てないと思っていたけど復活した」それぞれ文末には謝罪が多く見られ印象的でした。

完全復活と評価するにはまだ早計な気がしますが、次走の走りが最も注目される馬だと思われます。

マルセリーナのこれからは!?

今後の予定としてはエリザベス女王杯への出走が期待されますが、現状未定というコメントがだされました。しかし、松田博師は続けてこのようなコメントを残してくれました。

「ようやく賞金を加算できた。これで楽になる」。今春、最大目標をヴィクトリアMに置いたが、賞金が足りず補欠１番手。ゲートインすらかなわなかった。これでローテーションも組みやすくなる。」

「牝馬同士なら２０００メートルでも大丈夫」スポニチより引用

今回の距離2000メートルで1分59秒4という脅威的な勝ち時計を叩き出した結果を見ていると、充分勝負できる力を感じますね。2年2ヶ月振りの勝利で眠っていた力を再燃させて欲しいです。

「牝馬同士なら～」というコメントが期待を抱かせてくれますね。マルセリーナは馬主規定により、来春引退が決まっています。少しさびしい気持ちになりますが、このまま快進撃をみせてくれるでしょう。

ジョワドのように引退前の怪我だけは気をつけてほしいです。マルセリーナも脚質を不安視されるディープインパクト産駒ですからね。心配です。

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歴史を名を残せ!!サトノアポロ

サトノアポロ 牡5歳
美浦(関東)
通算成績：14戦5勝 [5-2-1-6]
獲得賞金：11,549.9万円
血統：シンボリクリスエス×ミスベルベール

今年のエプソムC、1番人気クラレントに人気が固まっているようでだいぶ下位人気馬の倍率が上がっているようなので、サトノアポロが風穴を空かす事を期待します。

やっと素質に走りが追いついてきた印象ですね。前走新潟大賞典(G3)の直線。スピードが乗った状態で不運にも挟まれてしまった所、そこから怯む事無く走り続け結果は4着まで猛走でした。



一時伸び悩んだ時期もありましたが、昨年から目立つ負けもなく3月の中日新聞杯(G3)では重賞初制覇。このまま一気にトップレースへ駆け上る勢いを感じます。5年の歳月をかけて完成形に近づいてきましたね。

今回サトノアポロについて詳しく調べ直そうと思い立ち、ネット上最大の百科事典wikipedia(ウィキペディア)で検索かけたところなんと…サトノアポロのページがありませんでした。

あまりにマイナーなサラブレッドはなかなかページが作られませんが基本的に重賞勝利馬クラスになると作成されてるんですけどね…衝撃です。

ウィキペディア - Wikipedia wikipedia(ウィキペディア)についてはwikipedia(ウィキペディア)ホームページ内で説明があるので、ご存知なかった方はこちらを見られてください。好きな馬や騎手等検索してみると、詳しいデータや歴史がまとめられていて面白いですよ。

随分話が逸れてしまいましたが、明日のエプソムC勝利してサトノアポロが報われる事を祈っています。

サトノアポロ所属 国枝栄厩舎コメント

国枝栄厩舎の佐藤勝美調教助手と国枝師のレース前コメント

佐藤助手「元々、集中力に欠けるところがありましたので、集中力を保つことと一定のリズムで走らせるようにというのを課題としてやってきましたが、それもこなしてきてくれていると思います。年齢を重ねたということもあるでしょうけど、昨年秋以降、気持ちも落ち着いてきて、1戦ごとに大人になっています。」

国枝師「今回は楽しみな一戦。勝ってくれないと困るくらいの気持ちだよ」
ネット競馬より引用

やはり今が成長適齢期のようですね。今まで貯めてきた経験値を一気に消費して力強い馬になりそうです。古馬2年目でやっと大人の余裕を手に入れたサトノアポロのこれからは見逃せません。

一方でサトノアポロが所属する国枝栄厩舎陣営の国枝師は、余裕さえ見えますね。この含み笑いが言葉から滲み出ているコメントは今回かなり期待出来るんじゃないでしょうか。

エプソムC(エプソムカップ) 2013年の出馬表

今回注目したサトノアポロは8枠14番と最外からのスタートです。エプソムCの傾向を見たら馬番の関係性はあまり見られませんでしたが、この位置はちょっと怪しいですね。単勝に突っ込むのは危険な気がします。

圧倒的1番人気クラレントは3枠3番と好位置をマーク。曲者アドマイヤタイシは5枠7番。斤量57キロを背負うハンデの影響か人気を落としていますね。ダークホースとして注目されている1枠1番サンレイレーザー。名前の通り最内から一気に駆け抜けそうですね、要注意です。

有力馬を並べてみると今年のエプソムC面白いメンツですよね。勝者となる馬が今年活躍する姿が目に浮かびます。

果たして今回注目したサトノアポロは明日のエプソムCどんな走りを見せてくれるでしょうか。発走時刻は15:45からです。見逃せませんね。

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