大魔神微笑む。マジンプロスパー勝利!!
「うれしいね。祐一クンには一番乗ってもらっているから」
こちらは2013年6月30日に開催されたCBC賞(GⅢ)勝者マジンプロスパーの馬主である『大魔神・佐々木主浩』のコメントです。
マジンプロスパーの代表騎手として挙げられる福永祐一騎手に対し、暖かみのある優しい言葉で苦労を労いました。
それにしても今年の大魔神…凄いですね。
持ち馬であるヴィルシーナが5月にヴィクトリアマイルでGI初制覇を果たした事が記憶に新しいですが、この短い間に重賞2勝しています。
元プロ野球選手馬主でこれだけ活躍するのはあまり例を見ない事なので正直驚きです。
ヴィルシーナが悲願を果たした際は涙を流し喜ばれていましたが、今回は微笑みながら騎手を労う余裕さえ見え、馬主としての余裕を感じさせます。
かつて野球界でハマの大魔神と呼ばれた男は、どの業界にいっても人々を驚かす類稀なる魔神性があるようです。
今年馬主欄に佐々木主浩の文字を見たら、馬券を購入してみるのも一興かもしれませんね。
CBC賞(GⅢ) 2013年のレース結果
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当ブログで注目していた2番人気ハクサンムーンが序盤から猛烈な逃げ込みを計り、そのままレースを決めてしまうかと思われましたが、マジンプロスパー強かったです。
直線からグイグイ伸びを見せ、ハクサンムーンを抜き去り最終的にクビ差で力勝ち。
個人的にハクサンムーンを応援していたので、正直「やられた…」と悔しい気持ちでいっぱいです。
マジンプロスパーの勝ちタイムは中京競馬場のコースレコードとなる1分8秒0。
昨年の覇者として実力を出し切りましたね。
そして3着は3番人気サドンストーム。
改めて結果を見れば…
- 1着 1番人気マジンプロスパー
- 2着 2番人気ハクサンムーン
- 3着 3番人気サドンストーム
と、下馬評通りの結果になりまったく面白くないですが、レース内容は見応えのある素晴らしいレースでした。
マジンプロスパーのこれから
昨年は短距離戦線の上位層に位置していたマジンプロスパーですが、今年は成績が低迷し伸び悩んでいました。
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しかし、今回で完全復活ですね。
マジンプロスパーが所属する中尾厩舎の中尾調教師は、今回の結果を受けて自信を取り戻したようです。
レース後インタビューでは
「このくらいの状態なら、ロードカナロアが相手でも何とかならないかな」
と、史上最速のスプリンターに対し、お調子発言とも取れるコメントを残していたのが印象的でした。
気になるこれからの予定としては、次走を短距離戦の大舞台スプリンターズSに照準を合わせ、夏は休養を取るそうです。
今回素晴らしい走りをみせたマジンプロスパーの走る姿を見るのは秋までオアズケですね。
次走でも活躍が期待される馬なので、しっかり休んで英気を養ってほしいものです。
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