曲者アドマイヤタイシ。次こそ本気だす!!!?
アドマイヤタイシ 牡6歳
栗東(関西)
通算成績:25戦4勝 [4-10-5-6]
獲得賞金15,326.3万円
血統:シングスピール×ミズナ
個性的なキャラクターとしてファンに愛されているアドマイヤタイシ。
というのも、戦績を見てみると他馬には真似出来ない芸当を披露しています。
昨年(2012年)の9月から青いのばっかりですね。シルバーコレクターってレベルじゃない見事な2着っぷりでファンからすると「むしろ勝たなくていい」とまで言われていています。
ネット競馬の掲示板で「国民的アイドルSMAP(スマップ)」が誇る定番曲「世界に一つだけの花」の「ナンバーワンにならなくてもいい~」のフレーズでいじられているのがちょっと面白かったです。
一般的に勝ち切れない馬は、ファンから愛想をつかされるケースが多いですが、軸馬としては申し分ない馬なので複勝・三連複狙いで行く場合は絶対的信頼感でファンを掴んで離さないようですね。
しかし、私としては曲者アドマイヤタイシが勝つ姿を今年のエプソムC(エプソムカップ)見たいです。わざとやってるとも思えるこの馬が闘争心むきだしで圧倒的実力を持って勝利する姿を期待しています。
アドマイヤタイシの調教師 橋田調教師レース前に語る
「新潟大賞典は一度前に出たように思いましたが、最後交わされて2着。いつも自分の力を出し切る頑張り屋さんですが少し足りないのでしょうね。」
「いつもと同じようなメンバーですが、重賞5戦連続2着で賞金を加算して57kgを背負う今回のレースです。なんとか頑張ってもらいたいですね。」
「先週もいっぱいに追い切りをしまったので今日は少し仕掛けるぐらいのラスト重点、いつもと変わらず順調です。」ネット競馬より引用
アドマイヤタイシ陣営橋田調教師のコメントを見ても、これまでのもどかしい結果に思い悩んでいる様子が窺えますね。25レースこなして未だ重賞レース未冠ということで、引退後の事も考えるとこの辺りで一皮向けて欲しいのが本音でしょう。
今回負担重量57キロで過去のエプソムC(エプソムカップ)の傾向としては勝利の条件に該当しています。
仕上がりは順調のようなので、今回のエプソムC(エプソムカップ)で悲願達成なるでしょうか。
エプソムC(エプソムカップ)おさらい
エプソムC(エプソムカップ)
東京競馬場
芝1800メートル
一等賞金:4,000万円
ハンディキャップ競走
- 3歳52キロ
- 4歳以上56キロ
- 牝馬2キロ減
- 3,000万円以上の賞金を獲得している日本馬は2,000万円につき1キロ増
- 外国調教馬のGI馬には5キロ、GⅡ馬には3キロ、GⅢ馬には1キロ増
GⅢ競走にして過去10年間ほぼフルゲートでの出走となっているエプソムC(エプソムカップ)。
例年夏に向けた勢い付けの為に未だ格下で燻っているサラブレッド達が上へ昇る為の足掛かりとしているレースですね。春の重要レースの大半が終了しこれから2週間GI休息期間となりますが、名前を売る大きなチャンスになるので各陣営側も気合いが入る大一番です。
レース名はイギリスのエプソム競馬場に由来します。
日本ダービー50周期を記念して、東京競馬場とエプソム競馬場が姉妹競馬場となった事を記念して、それぞれの国に名前を冠したレースを創設した事がエプソムC(エプソムカップ)が始まった経緯です。
尚、エプソム競馬場では「東京トロフィー賞」が開催されています。グレードはGⅢレースとなっていますが競馬の発祥の地であるイギリスと日本を繋ぐ名誉あるレースですね。
毎年若い世代の実力馬が頭角を現し表舞台にのし上がる見ごたえのあるレースとなっているので、今年も熱い戦いを期待します。楽しみです。
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