荒れなかった安田記念。しかしレース外で思わぬ荒れ模様
「世界の走りを見てください」
岩田騎手によるレース前インタビューでのコメントです。世界で活躍する日本スプリンター界の王者は、マイルでも強かったですね。安田記念を1番人気で出走すると勝てないというジンクスを見事打ち破りました。
しかし、岩田騎手のレース終盤直線を斜行したことにより10万円の過怠金を課せられ物議をかもしているようです。
直線中盤岩田騎手はお得意の猛烈な弩パフォーマンスでラストスパートをかけた際、ロードカナロアは一時斜行してしまい、直ぐ後ろにいたダノンシャークを妨害した事が問題となっているみたいですね。
ダノンシャークに騎乗したC・デムーロ騎手もレース後に
「前のペースが速く、後ろからの競馬になりました。直線ではいい脚を見せていたのですが、勝ち馬に馬体を当てられて怯んでしまいました。その分、脚色が一緒になって止まりました。それがなかったらどうなっていたかは分かりませんが、いい脚で来ていただけに残念です」ネット競馬より引用
コースの外側での出来事なのでレースをご覧になられた方なら目立つ場面だったと思いますが、直線でスピードにのったダノンシャークは先頭を脅かす勢いだったので岩田騎手がもたらした影響は大きいと思われます。
最近大きな舞台で期待されながらも結果を残せていないC・デムーロ騎手からすると残念な結末となり、憤りを感じているでしょう。
この件についてJRAは
「1着と3着の関係を見た場合、2頭の着差は首+3/4馬身。被害がなかったとしても着順が入れ替わる可能性はないと判断したので審議ランプをつけなかった。」日刊スポーツより引用
と、ロードカナロアへ降着処分に至らなかった理由を言明しており、ダノンシャーク・ロードカナロアのファンとしては岩田騎手への批難が集まっています。
先日の日本ダービーは武豊騎手と競馬ファンの暖かい雰囲気で包まれた競馬史に残る素晴らしいレースでしたが、2013年の安田記念はなんだか後味の悪いレースとなってしまいましたね。
一方で、マイル戦でも余裕すら感じられるロードカナロアの実力には驚かされました。
並外れた心臓を持つロードカナロア。王者の次走は…。
2013年第63回安田記念を勝者、1番人気馬ロードカナロア。
当ブログの前記事でも紹介しましたが、今回の勝利で通算成績16戦11勝[11-4-1-0]と、絶対的な信頼感を持てる連対率を守りましたね。戦績は前記事で見れます。
前走高松宮記念(G1)の1200メートルから、400メートル距離延長しての今回安田記念(GI)。
見事な勝利を収めましたが、実はロードカロア陣営の予定に組まれていなかったレースのようです。
当初秋まで次走を控える予定になっていた所、前走後獣医から「とても競馬のレースをしてきたとは思えない」と驚異の身体能力を指摘され、モチベーション維持の為にも今休めるべきではないという判断に至ったみたいですが、この馬の力は本当に計り知れませんね。
正直今回はマイル参入への練習戦になるだろうと、あまり期待していませんでしたがいい意味で裏切られました。
海外からの注目も集めているようなので今後の動向が気になりますね。
マイルでいくのか、スプリントでいくのか…どちらにせよロードカナロアなら間違いないでしょう。
スプリント・マイル二階級制覇した馬といえば…
ロードカナロアとの共通点であるマイルとスプリントを両方こなす馬として記憶に新しいのがタイキシャトル。
史上初となる一年にマイルチャンピオンシップとスプリンターズステークスの2つのGIレースを勝ち取り、90年代後期の競馬界を盛り上げた名馬ですね。
タイキシャトルは更に「外国産馬として初めて年度代表馬・フランスの年度代表馬顕彰(エルメス賞)において最優秀古馬・引退後に史上25頭目の顕彰馬」に選出された輝かしい経歴を持つまさに伝説のサラブレッドですね。
引退後種牡馬となり、1度失明の危機に見舞われたましたが現在も活躍しているそうです。
有名なタイキシャトル産駒
- 2003年 NHKマイルカップ優勝馬 ウインクリューガー
- 2005年 フェブラリーステークス優勝馬 メイショウボーラー
ロードカナロアはこれからタイキシャトルと比較される機会が増えると思いますが、果たしてタイキシャトルのような伝説を残すサラブレッドとなれるでしょうか。期待しています。
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