雨では勝てない!?グランプリボス
グランプリボス 牡5歳
栗東(関西)
20戦6勝 [6-3-1-10]
45,825.9万円
「マイルのボス」であるグランプリボス。
優勝筆頭馬として注目されている今回の安田記念ですが一つの不安要素がうかんできました。勝利を脅かす存在の正体は「道悪」です。道悪とは競馬用語で道悪とは、雨などにより芝やダートのコンディションがぬかって歩きにくい状態なっている馬場のことをいいます。
今回のケースで考えると芝でのレースの場合芝がグチャグチャになってしまい、馬がスベッてしまわないように足取りが慎重になる為スピードが出にくいといった影響がでます。
マイル戦で圧倒的実力を見せるグランプリボスですが、全て良馬場でのレースでしか勝利出来ていません。昨年のマイルチャンピオンS(G1)、拮抗した実力馬が連ねるメンバーの中「マイルのボス」として支持を受け1番人気に祭られましたが、惜しくも2着と多くの期待を裏切る結果となりました。
このレースにグランプリボスの道悪戦苦手意識は提議されていたようですが、人気に押し切られ有耶無耶に。しかし、それ以降「道悪では勝てない」という意見が確率されていますので、今回も正直難しいかもしれません。
6月2日の東京の天気は現在、降水確率80パーセントと絶望的な数字が並んでいます。この情報を見てしまえばファンでさえも、雨天時での決行になると一度考え直す必要がありますね。
グランプリボスをもう一度信じてみるか、ここは割り切って切るか、苦渋の選択を迫られます。
グランプルボスの調教師矢作芳人 情熱大陸出演
余談になりますが、グランプリボスが所属する矢作厩舎の代表者である矢作芳人調教師が先日、といっても先月になりますが情熱大陸に取り上げられました。
リアルタイムで見る事が出来なかったんですが昨日やっと見たんですけど…久しぶりに面白いテレビ見ました。
内容は東大合格日本一を誇る超名門校の開成高校(東京)出身でありながら、調教師としての道を選んだ異端児矢作芳人氏のプロ意識が窺える内容となっていて、普段テンガロンハットが印象的な派手なイメージの矢作芳人氏とのギャップが面白かったです。
プライベートな一面が垣間見えた時のキャラが意外でした。緻密に計算され尽くした独自の競馬理論が披露し、長年の競馬好きでも楽しめると思われます。
取材したディレクターのコメントで印象的だったのが
「実は自分は競馬に全く興味が無かったんですが、矢作さんという人に出会って、世の中こんなに変わった(?)面白い人間がいるんだと驚きました。むしろ競馬を知らない人にこそ見て欲しいです」
競馬業界の異質な風にディレクターも導かれたようですね。こうやってメディアに取り上げられて一人でも多く競馬ファンが増える事はなんだが誇らしくなります。機会があれば是非見られてみてください。
勝ちたい内田騎手
「勝ちたかった。僕もG1で2着続きなので悔しい。競馬だから仕方ないにしても、致命的な不利だった。そこから、頑張って盛り返してくれたけど…。緩い馬場も決して得意とはいえない。馬には頭が下がります」スポニチ記事から引用
こちらは上記でも挙げたマイルチャンピオンS(G1)に騎乗した内田博幸騎手のレース後のコメントです。
パートナーである騎手からしても、やはり馬場状態の影響がある事を問題視していますね。しかし圧倒的不利の中での2着はグランプリボスの強さが見受けられます。
今回の安田記念も内田騎手が騎乗する運びになっていますが、こちらの点の対策があるのか探してみましたがわかりませんでした。
一方で、雨の中行われた最終追い切り。パートナーにモズ(6歳オープン)を選び坂路での調整になりましたが、始めこそモズに前を許すもすぐに実力の差を見せ抜き去り、結果的に4F51秒7-38秒6-13秒2の時計をだしました。
雨粒も降り注ぎながらの走りでもきっちりと力を出したこの結果を一筋の光として見るかが重要になりますね。
果たしてグランプリボスと内田博幸騎手は雪辱を果たす事できるでしょうか。明日が楽しみです。
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