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24日、滋賀県のノーザンファームしがらきで着地検査中のジェンティルドンナ(牝4歳、栗東・石坂)が凱旋門賞(10月6日・ロンシャン)の登録を行いました。石坂師は「出走するかどうかは今の段階でどうこう言えないが、登録しておかないと使えないので」と説明しています。宝塚記念(6月23日・阪神、芝2200m)の結果なども踏まえて、最終的に判断するようです。
様々なスポーツにおいて、世界一決定戦というのは最高の盛り上がりを見せます。競馬にも世界一を決めるレースが存在します。それがこの凱旋門賞です。毎年10月の第1日曜日にフランスのロンシャン競馬場で行われ、世界一を目指してあらゆる地域の競走馬が集います。サッカーでいうワールドカップのようなものです。では、なぜ凱旋門賞が世界一を決めるレースなのでしょうか。
競馬はイギリスとフランスでいち早く行われ、ほとんどの国の競馬のルールやシステムは、イギリスとフランスにならって決められています。たとえば、ヨーロッパやアジア、オセアニアやアフリカなど、世界中の国の競馬が芝コースを使って行われるのも、この二国を手本にしたためです。
競馬のレースは1000m~4000mの距離で行われ、各部門でチャンピオンを決める機会が存在するのですが、なかでももっとも栄誉とされるのが2400mのチャンピオンです。これは「同じ年に生まれた競走馬の中でもっとも強い馬を決めるレース」として作られたイギリスダービーとフランスダービーが長い間2400mで実施されたためで、世界中が自国のダービーを2400mで行うようになりました。つまり、その国の2400mにおけるチャンピオンは、国のトップに位置する一頭といえます。
凱旋門賞が行われるのも、芝コースの2400m。さらに年齢がありません。となると、まさに「今、一番強い馬を決めるレース」にふさわしい条件で、しかも舞台は競馬の中心地であるフランス。レースには当然、世界中の最強馬が出走してくるわけです。これが、1920年から始まった凱旋門賞が「世界一決定戦」とされる理由です。
日本も長年挑戦を続けていますが、いまだ世界制覇は果たせてません。というより、今までに凱旋門賞を勝ったのはヨーロッパ所属の馬だけです。それほどヨーロッパの馬はレベルが高いということです。しかし、過去に世界一まで迫った日本馬が3頭います。エルコンドルパサー・ナカヤマフェスタ・そしてオルフェーヴルです。
エルコンドルパサーは、1999年の凱旋門賞に挑戦しました。日本馬が凱旋門賞に挑戦する場合、ほとんどがレースの1~2カ月前にフランスへ渡って本番に備えるのですが、このエルコンドルパサーは、なんと5月にはすでにフランスへ渡り、10月の凱旋門賞へ向けて調整を始めました。その結果本番では優勝候補に挙げられ、ゴール直前まで先頭走っていたのですが、最後の最後にフランスのモンジューという馬に抜かれて2着に敗れてしまいました。
ナカヤマフェスタは、2010年にエルコンドルパサーの時と同じジョッキー・スタッフで挑戦した馬です。しかしエルコンドルパサーとは違い、レース前の評価がそれほど高くありませんでした。が、なんと1着の馬にアタマの分だけ遅れての2着。テレビを見ている日本のファンも驚くほどの大健闘でした。/
そしてオルフェーヴルは2012年に挑戦した記憶に新しい馬です。1番人気で出走したオルフェーヴルは、先に先頭に立ったソレミアを残り300メートルでかわし先頭に立ちます。そしてそのまま3馬身は突き放し、勝利は目前だったその時、息を吹き返したソレミアに残り20メートルでついに差し込まれてしまいます。惜しくも敗れはしましたが、今迄で1番、世界一に近づいた瞬間でした。
このように振り返ってみると、惜しかったレースが幾つもあります。ですので今回ジェンティルドンナには是非とも出走して欲しいですね。そして、願わくば日本の馬が先頭でゴールする瞬間を見られるよう期待したいところです。
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