福山競馬場が来年3月廃止へ
関係者反対も累積赤字18億円超・・・
広島県福山市の羽田皓市長が11月26日、18億円超の累積赤字を抱える福山市営競馬について「経営環境は厳しく、収支均衡の予算を編成できない」として、来年3月末で廃止する方針を明らかにし、市役所内で競馬関係者と面会し伝えたそうです。
羽田市長は本年度の収支見通しについて「黒字は極めて困難」と述べた上で「来年度も1億6千万円以上の歳出オーバーが見込まれる。予算が編成できない」と説明。
競馬関係者からは「納得できない」などの声が上がったそうですが、羽田市長は「断腸の思い。就労などの面で精いっぱい対応したい」と理解を求めたそうです。
»デイリーニュース参照
福山競馬場の歴史
1949年に福山市のほか広島県・広島市・呉市も主催者となって開設された福山競馬場は、1967年からアラブ専門の競馬場となり、名馬としてはローゼンホーマやスイグンを輩出し、中には名馬のローゼンホーマの名前を使った重賞競走(ローゼンホーマ記念)もありました。
日本競馬場の中で最後までアラブ競馬が行われていた競馬場としてよく知られていますが、近年はアラブ種の生産頭数が急減し、サラブレッド種によるレースがメインとなってしまいました。
アラブ競馬とは
サラブレッドとの違い
アラブとサラブレッドの違いについて知らない方も多いと思いますので説明すると、
アラブ種を品種改良して、レース向きにつくられたものがサラブレッドと言われています。
なので、普通ではアラブとサラブレッドが一緒に走ることはなく、一緒に走っても必ずと言っていいほどサラブレッドが勝ちます。
現在はサラブレッドが増えレベルが上がった事も原因としてありますが、昔はサラブレッドと互角に戦うアラブもいたそうです。
基本的にアラブ種はどっしりとした力強い体型が特徴で、気性の面でもサラブレッドのピリピリ感とは違い、落ち着いた性格なんだそうです。
「アラブ種のレースはゴール前で混戦になる事が多く手に汗握る」
このような特徴からアラブ競馬は多くの競馬ファンを魅了してきたようです。
福山競馬場へ行こう!
B級グルメあり☆
そんな歴史ある福山競馬場の廃止まで残りわずか・・・
近くに住んでいる方はもちろん、広島に行った際は是非福山競馬場に脚を運んでみましょう!
中央競馬場とは違ったローカルな感じが好きになるかもしれません。
ちなみにローカル情報として、福山競馬場は焼きそばが美味しいとの事。
肉とキャベツのシンプルな内容ですが、ボリュームたっぷりだから食べ応えは満点!
本当の隠し味は「ご主人の真心」というからもう何も言えない。
»福山競馬場について
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