トレセンとは
競走馬の管理・調教を行う場所
競馬と聞くと、ほとんどの方が競馬場で馬が走るイメージが一番に思い浮かぶと思いますが、馬がトレーニングする場所ってご存知ですか?
トレーニングセンターには芝コース、ダートコース、坂道コースなど全天候型のコースが数種類、さらに競走馬調教用のプールや軽めの運動を行うための馬場(角馬場)まであります。
今日も競馬の基礎編ということで競走馬のトレーニングセンター、略してトレセンについて今日は学んでいきたいと思います。
東西のトレセン
中央競馬には東西2箇所のトレセンが存在します。
東の美浦トレセン
茨城県稲敷郡美浦村にあるトレセンで東日本地区における調教拠点がここ、美浦トレセンです。
中央競馬・地方競馬を問わず日本国内で最大の規模の施設で、厩舎区画は南地区・北地区の合計で約2300頭の競走馬を収容することができます。
調教コースは厩舎群や馬場公園を挟む形で南北の2ヶ所に合わせて7つのトラックが設置されており、
中には脚元の弱い馬のためのプールや、水中歩行訓練装置、さらには総合的な医療行為を行える診療所もあります。
美浦トレセンはこの種の施設としては、世界的に見てもトップクラスの水準にある規模・設備とされています。
この美浦トレセンで調教された馬を「関東馬」と呼びます。
西の栗東トレセン
滋賀県栗東市にあるトレセンで、西日本における中央競馬の調教拠点がここ、栗東トレセンです。
設備は、トラック4コースと坂路コースの5つからなり、敷地面積やコース本数などの全体の規模だけ見れば、美浦トレーニングセンターに劣るものの、経験豊富な調教師のノウハウが確立されてからは、関東馬の年間勝利数を上回り関東馬を圧倒する状況が続いています。
この栗東トレセンで調教された馬を「関西馬」と呼びます。
まとめ
トレセンについて説明してきましたが、いかがだったでしょうか?
「関東馬」と「関西馬」の違いも分かったと思いますが、個人的な意見として「関西馬」が強い理由は、トレセンのコースの違いにあると思います。
「関西馬」が調教される栗東トレセンは美浦トレセンに比べて起伏が多く、馬のクールダウンやリラックスのための逍遥馬道を歩くだけでも負荷がかかり、鍛えられると言われています。
関西の調教師が美浦トレセンの坂路を使ったときに、「調教にならない」といった程で、普段の調教環境の違いがレースでも影響してくるのでしょうね。
今回学んだことで、予想で迷うことがあれば「関東馬」か「関西馬」かを参考にするのもいいかもしれません。
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