この前はからだの上半身について説明しましたね。
では今回は最も重要とされる脚下について見分けるポイントを紹介していきましょう。
足元はずばり蹄に注目してほしいですね。
特に「ソエ焼き」という行為は要注意です。
どんな人気馬でも、外す要因になりえるものです。
そもそもソエとは骨の成長が終わりきっていない若歳馬が発症する管骨骨膜炎のことです。
骨瘤は病名は忘れましたが簡単に説明すると、そのままですが管骨にできる骨の瘤です。
ソエは基本的に両脚同時に、骨瘤は片脚のみの発症もあります。
ソエは軽ければ大した治療をしなくても自然に治りますし、骨瘤も熱や痛みが無ければ問題ありません。
これを、パドックで見分ける方法があるのです。
代表的な治療法に患部を焼いてショック療法で治すソエ焼きと呼ばれる方法があってその治療痕を見つける方法です。
患部に点々と痕が付いているのでわかり易いと思います。骨瘤も患部が膨らんでいますし、治療法もソエと同じです。
また水ブリスターと言って薬品を患部に塗り、わざと炎症を起こさせて治療する方法もあります。
方法は違いますが、ソエ焼きと原理は同じです。
この場合、治療痕は弾けたようになりますので見分けがつきやすいと思います。
しかし、脚を保護する為に最近はバンテージを巻いている馬が多いのでその場合は外見からは判断できません。
前脚の捌き方がスムーズではなく、返し馬でもほぐれない、そして調教で軽めの運動だった場合は疑って良いと思います。
私の経験では、バンテージを巻いていれば50%はソエ焼きをしていると考えられます。
皆さん注意してみてみてください。
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