競馬用語リスト
前回に続いて競馬の基礎ということで、競馬用語を紹介していきたいきます。
今回は競馬用語のリストを作ってみました。
気になる競馬用語があれば選択して確認できます。
馬の血統、種類
うまやことば、厩舎関係
馬の血統、種類
アウトブリード
血統の5代前までに同一の祖先を持たないような配合のことを言います。
別名は異系交配。
雑種強勢により、馬の生産力、活力、運動能力が増強されることを期待するものです。
アラブ
馬の全ての品種の中で最も純粋で最も古い種類とされます。
アラビア半島の原産馬で、一般的に競走能力はサラブレッドより劣ります。
アングロアラブ(アア)
アラブとサラブレッドの交雑種です。
前提条件としては、アラブ血量が25%以上あること。
現在この馬を競走用馬としているのは、フランスと日本くらいです。
インブリード
血統表で5代前までに同一の祖先を持っているような配合のことを言います。
別名は近親交配。
共通祖先の望ましい形質の固定を目的としていますが、逆に隠れていた不良形質が現れる危険性も高くなります。
奇跡の血量(きせきのけつりょう)
3代目と4代目に同一の祖先を持つと血量がその祖先の18.75%となりますが、こうした馬が過去の名馬に不思議と多く、奇跡の血量とよばれています。
最近の例としては、トウショウボーイ、マックスビューティなどが挙げられます。
すべての馬がそうではなく、勝利する馬を見ると、この血量の馬が多いということです。
サラブレド
競走馬の主流といわれる品種です。
イギリスで長い間かかって競走馬として作り出されたもので、「純血」という意味があり、「完全に育てあげられた」ということを表わします。
競走馬は「連続8代にわたりサラブレッドが交配された馬」とおおまかに決められています。
三大根幹種牡馬(さんだいこんかんしゅぼば)
現代の世界中のサラブレッドは父系の血統をたどっていくと、すべて3頭の馬にたどりつきます。
馬名は
バイアリーターク(1680年生)
ゴドルフィンアラビアン(推定1724年生)
ダーレーアラビアン(1700年生)
この3頭の馬をサラブレッドの三大始祖(三大父祖)とも呼びます。
ブルードメアサイヤー
母馬の父のことで、ブルードメアは繁殖牝馬、サイヤーは種牡馬のことをいいます。
うまやことば、厩舎関係
汗取り
馬の太目残りを解消するため、日が昇ってから馬に毛布をかけ、その上に鞍を置いて調教をすること。
かく汗の量が増え、太目の解消に効果があります。
また、騎手が減量するためにサウナ風呂(調整ルーム内にある)に入ること、という意味もあります。
あんこ
経験の乏しい見習騎手のことをいいます。
あんちゃん、あんちゃんこ、とも呼ばれ、一説には東北地方の「兄」の方言からきたともいわれています。
一完歩
馬の歩幅のことで、レース時は約7メートルから8メートルといわれています。
1ハロン(200メートル)の歩数を数えると、個体差、またスピードによる差はありますが、サラブレッド系は28~30歩で、アラブ系では30~32歩を要するといわれています。
お手馬
ある馬にひとりの騎手がずっと騎乗していてその馬の癖や性質等を熟知している場合、その馬をお手馬と呼びます。
他の騎手からお手馬としている騎手に乗り替わると、好走することが多いです。
親子どんぶり
同じレースに同じ馬主、もしくは同じ厩舎の馬が2頭以上出走していて、レースの結果それらの馬で1、2着を独占した場合、○○(馬主、厩舎の名前)の親子どんぶりといいます。
カンパイ
発走委員が真正な発走でないと認めた場合に発走をやり直すことをいいます。
ゲートの前方200メートルの地点に白旗を持った係員がいて、発走委員の合図を受け白旗を振り騎手に発走のやり直しを知らせます。
語源は英語のカムバック(戻れ)、といわれています。
ズブい
エンジンのかかりの遅い馬で、道中騎手が追っつけどうしでないと追走に苦労するような馬のことです。
ペースの速い短距離戦には不向きとなります。
また古馬になるにつれてズブさがでてくる馬も多いようです。
ソラを使う
馬の癖のひとつで、レースや調教時にふとしたことから馬の気が散り、走ることに集中力を欠くことをいいます。
メンコ
馬の覆面のことで、一般的に耳おおいがついたものを使い、音に驚いたり、砂をかぶるのを嫌がる馬に使います。
僚馬
同じ厩舎に所属する馬のことで、英語でステイブルメイトといいます。
今回も競馬用語を紹介しきました。
まだまだ紹介しきれていない用語がたくさんあります。
少しずつ競馬用語を覚えて、競馬初心者を脱出しましょう!
参考にしたサイト⇒
JRA競馬用語辞典[1回]