最強の牝馬 スノーフェアリー引退。
イギリスの名馬スノーフェアリーが先日現役引退を発表しました。
原因としては復帰に向けて調整中、左前脚屈腱炎を発症。
現代牝馬最強と呼ばれ世界的に活躍していた馬ですからこのニュースは衝撃的でしたね。
以前に一度発症した事がある怪我のようなので、このまま無理してレースへ出走しても悪化する一方だと陣営が賢明な判断をしたみたいです。
この辺りが馬主の意思が絶対の日本競馬との違いですね。
引退後の予定として、アイルランドで繁殖馬となる事がほぼ決定しています。
世界のヒロインの来年の交配相手はイルシーヴピンパーネル。
スノーフェアリーがどんな馬を産むんでしょうか。楽しみですね。
ところでスノーフェアリー引退の原因左前脚屈腱炎とは!?
屈腱炎は、上腕骨と肘節骨をつなぐ腱である屈腱(大きく外側の浅屈腱(せんくっけん)と内側の深屈腱(しんくっけん)の2つからなる)の腱繊維が一部断裂し、患部に発熱、腫脹を起こしている状態のことで、前肢に起こる場合が多く、また深屈腱より浅屈腱に発症例が多い。ウィキペディアより引用
発症の原因として考えられているのが、競走馬にとって絶対に欠かせない毎日の調教にあるようです。
継続的な運動の負荷によって発症するので、一時完治したとしてもまたすぐに調子が悪くなる馬がほとんどになります。
競馬業界ではこの怪我を「不治の病」ないしは「競走馬のガン」と呼ばれています。
スノーフェアリーが無事に繁殖入りして元気な仔を産んでくれることを祈ります。
スノーフェアリーのこれまで
スノーフェアリー 牝馬6歳
通算成績:19戦7勝 [7-4-3-5]
獲得賞金:18,781.2万円
血統:Intikhab×Woodland Dream
戦績を見ると、最強の牝馬というには不十分な気がしますが、出走しているレースが他の馬とはレベルが違います。
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世界水準のレースに出走し続けてこの成績なら、最強の称号も納得出来ますね。
自国に留まらず、世界を舞台に勝負する姿は惚れ惚れします。
日本にはエリザベス女王杯の参戦の為来日し、出走した2レースどちらも素晴らしい走りを見せ勝利。
世界の走りのレベルの高さを感じたのを覚えています。
馬場状態なんか関係ないと言わんばかりに、悪馬場の内側を攻め立て、日本馬を圧倒する強さでした。
もう一度日本で走る姿を見たかったですね、残念です。
いつかスノーフェアリーの仔が日本競馬で活躍する日が来るのでしょうか。楽しみですね。
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